雑草に学ぶ、正しい努力の方法とは?
目に見えなくても、止まらなければOK
大切なのは成長した高さなのではなく、成長した長さ
雑草が生える環境では上に伸びることができない時もある。
例えば、人通りの多いよく踏まれる場所では、上へ伸びても踏まれてしまう。
頻繁に草刈りされるような場所では、伸びても伸びても刈られてしまう。
そんな場所では上に伸びても仕方がない。
そのため、雑草は横に伸びる。
「上へ上へ」ではなく「前へ前へ」である。無理をして上に伸びるのではなく、無理をせずに、自分が伸びることのできる方向へ伸びればいいのだ。
雑草はすごいっ! 稲垣栄洋 小島よしお
(中略)
横へ横へと伸びるのであれば、細い茎のままでも、どこまでも伸びることができる。
大切なのは成長した高さなのではなく、成長した長さなのだ。
何も上へ伸びなければいけないという決まりはない。
たとえそこが地べたの上であっても、伸びることができる方向へ伸びていけば良いだけなのだ。
「前へ、前へ」
小島よしおさんは、テレビ番組に出演する時に、周りの人たちのスピードや質の高さについていけないと感じて、
劣等感を感じていたことがあったという。
しかし 劣等感を感じる中でも、
①「とにかく前に出る」、
②「何も喋らないよりは前に出て滑る」ということを強く意識したそうだ。
また、絵本を出版したときも、自分にできることがあるならやっていく姿勢で、
近所の公園に来ている親子連れに声をかけて、紙芝居を読み聞かせて回り、地道な営業活動をした結果、
それまで全く売れなかった絵本が、だんだんと売れていったようです。
小島よしお流、販売の流儀
商品を消費者に届ける際の心構え
絵本を出版したとき
以前、小島よしおさんが絵本を出版したときは、「本を出すまでが自分の仕事」という感覚だった。
- 本を出したら自分の仕事は終わりで、
- その先の本を売るのは「出版社の仕事」で、
- あとは「本のポテンシャル」と考えていた。
お客様に届けるまでが仕事
小島よしおさんは、絵本が全く売れずに悩んでいたところ、サントリーの創業者の半生を書いた小説の一説のなかの、
「お客様に届けるまでが仕事」という言葉にハッとし、
「僕は絵本を子どもたちに届けていなかった。ちゃんと届けよう」という気持ちになり、
公園での読み聞かせを始めたそう。
他にも、
- ショッポングセンターでのイベントの合間に書店へ足を運んで営業したり、
- 朗読会を開いて読み聞かせをしたりして、
「お客様に届ける」を意識した活動をした結果、
小島よしおさんは当初の売上目標を達成し、2冊目の絵本も出すことができた。
一般人ができる毎日の努力を考えてみる
努力は、継続が一番難しい
低空飛行でも足踏みでも、動いていたら良い
目に見える形での成果が出ていなくても、
毎日、努力の対象を意識して動けていたら花マルじゃないか。
しんどい時は足踏みでも、低空飛行でもいいから、動いているだけで良いと思う。
歩みが完全に止まってしまったら、また動かすのは大変だから。