山口 拓朗が教える文章術で「読者の役に立つ」意味がわかった
読者に貢献するのは情報提供だけじゃない
「ブログで何か発信するなら、読者の役に立つ記事を書きましょう」、そう言われるけれど、この本を読むまで、何が読者の役に立つのかわからなかった。
でも、この本を読んで、「役に立つ情報」というのは、役に立つ情報以外にも、「読者を楽しませること」、「励ますこと」も含まれるとわかったので、気楽にブログに取り組んでいきたい(暗〜い文章ばっかり書かないって意味で理解した)。
山口 拓朗が教える文章術流、興味を惹く書き出しは?
「書き出し」で興味を引くテクニック ⑥つ
①リアルな会話から入る
例:「今日会社辞めてきた 」。そういうと、妻は驚いた表情で振り向いた。
②いきなり結論から入る
例:YouTuber で稼げる時代は、もう終わった。
③読む人の気持を代弁する
例:掃除の後は「ずっと綺麗にしておこう」と思うのに、また、いつの間にか散らかっている・・・。
④共感を誘う質問から入る?
例:学生時代、テストの前日に、急の部屋の掃除をしたくなりませんでしたか?
⑤ブームネタや時事ネタから入る
例:実は、新型ウイルス 流行のおかげで業績を伸ばした会社は多い。
⑥衝撃的エピソードから入る
例:これまで黙っていましたが、私は45歳のニートです。
山口 拓朗が教える文章術では、読者を意識することが重要
「だれが読むのか」を最初に考える
伝わりやすい文章の基本とは
小学生に向けて書くのと、40代のビジネスマンに向けて書くのでは、文章が変わってきますよね。
相手の立場にたった文章を書くことが、伝わりやすい文章の基本です。
- 読者は小学生・・・漢字を減らす。専門用語は避ける
- 読者は10〜20代女性・・・流行の話題や機能を盛り込む
- 読者は社会人男性・・・ビジネス上の利便性を盛り込む
- 読者は高齢者・・・「孫」、「健康」などのキーワードを盛り込む
山口 拓朗流、読み手をグイグイ惹きつける文章
読者を惹きつけるには、書き手の個性が必要
個性ってどうやって出すの??
なかでも特に読者を惹きつけるのが、書き手自身の体験です。
「うまい文章」の共通ルールがゼロから身につく 伝わる文章術 見るだけノート 山口拓朗
何かの事柄について書くとき、自分の過去の体験を織り交ぜて書くだけで、リアリティが増し、読み手の興味を引く 文章になります。
また、体験を書くときは、感情(喜怒哀楽)や感覚(五感など)を具体的に表現することも大事です。
体験して感じたことも 描写が具体的なほど 自分の言葉の強度は増します
特に読者の興味を惹きつけるのは、マイナス→プラスの変化
私は「カッコつけ」なので、あまり喜怒哀楽や、失敗したこと、マイナスなことを人に言ってこなかったけれど、↓このような効果があるなら、
今後積極的にオープンにしていきたいと思います。
自分の体験を書くときには、失敗した体験も織り交ぜると、読み手の共感が得られやすくなります。
「うまい文章」の共通ルールがゼロから身につく 伝わる文章術 見るだけノート 山口拓朗
なぜかというと、ストーリーはマイナスなものがプラスに転じる方が興味を引くからです。
読み手は、書き手がどんなプロセスを経て変わったのかを知りたいと思い、文章に引き込まれるのです。
それに、失敗を書かずに成功体験だけ書くと、「なんだ 自慢話か・・・」と、読み手は興味を失ってしまいます。
失敗を経て、その後に成功したというプロセスが、読者の好奇心をくすぐるのです。
自分の体験を入れるメリット5つ
- 自分にしか語れないので、圧倒的なオリジナリティになるから
- 「結末はどうなるのだろう」と読み手の好奇心をくすぐるから
- 起きたことを具体的に説明できるから
- 否定しようのない事実なので、説得力があるから
- 人はマイナスに共感・感情移入しやすいから